今回は少し視点を変えて、私が経験してきた「夫の借金の歴史」を時系列で振り返ってみたいと思います。
「なぜ離婚に踏み切ろうと思ったのか?」
その背景を知っていただくためにも、これまでの出来事を整理してみました。
✔この記事はこんな方におすすめ
・パートナーの借金で悩んでいる方
・離婚を決意するまでのリアルな心の変化を知りたい方
・似た境遇の人の声を聞きたいと感じている方
🧾 結婚当初から消費者金融(1999年)
最初に夫の借金が発覚したのは、結婚してまもないころ。
ある日、夫の財布から消費者金融の明細が2枚出てきました。
👨🏼🦰「バレちゃった?」
おどけるように笑ってごまかそうとした夫。
まさかこれが、長く続く借金生活の始まりになるとは、そのときは思いもしませんでした。
💸 消費者金融への借金70万円(2000年)

結婚1年目、夫がこんなことを言いました。
👨🏼🦰「自分の口座にお金があると、貯めようという気持ちになる。だから100万円を僕の口座に振り込んでほしい」
私は、「貯金をするためなんだ」と前向きに受け取り、70万円を振り込みました。
しかし、それは消費者金融への返済に使われていたのです。
しかもそのとき夫は、私が出せる金額を聞いて、こう言いました。
👨🏼🦰「お前がそれっぽちしか稼いでないとは思わんかった」
…あの言葉は今でも、耳から離れません。
📉 投資のための借金(2005年)

投資には反対していました。けれど、夫はこう言い切ります。
👨🏼🦰「自分の金でやるんだからいいだろ!」
ところが、その「自分の金」というのは、消費者金融と保険の契約者貸付から借りたものでした。
📘【契約者貸付制度とは】
生命保険の「解約返戻金」の範囲内で、保険会社からお金を借りられる制度。利息もかかります。
🛑 「もう株はやらない」宣言(2006年1月)
ある日、大きな損失が出たようで夫の顔は真っ青でした。
👨🏼🦰「もう株はやらない」
そう言った数ヶ月後――夫は会社を辞め、「投資を仕事にする」と言い出しました。
📉 転職→再びの借金(2007年)
転職後、家庭内の空気が荒れる日が増えてきました。
その原因もやはり、借金でした。
- 5月:サラ金から借金
- 11月:子どもの学資保険から借入
👨🏼🦰「保険会社からの借入は自分が払い込んだお金を引き出しただけ!借金じゃない💢」
…今思えば、無理のある言い訳です。
🚸 学資保険の契約者変更(2007年)
子ども名義の保険まで使われるのを防ぐため、末っ子の学資保険の契約者を私に変更。
これで安心――と思っていました。
⚠️ 最大級の借金発覚(2017年)

この頃、夫は「投資家」として家計を管理。私の給料もすべて夫が扱っていました。
ところが、夏のボーナスが入ったはずなのに、1円も渡されない。
嫌な予感がして学資保険を確認すると、信じられない事実が。
すでに4回、合計160万円の貸付が実行されていたのです。契約者は私なのに、です。
📌【保険会社の説明】
- ネットで申請可能(本人確認は生年月日のみ)
- 住所変更後、貸付通知はすべて夫の実家へ
- 利率:3%
夫は勝手に住所を変更し、私にバレないようにしていたのです。
そのほかにも、複数の借入が判明。過去最大の借金額になりました。
もちろん夫一人では返済はできず、私が老後資金や子どもの保険を解約して肩代わりしました。
…でも、今ならはっきり言えます。
あのとき手を貸したのは間違いでした。
夫が自分で作った借金なら、自分で責任を取らせるべきだったんです。
🧳 それでも離婚できなかった理由

当時、長女は大学受験、長男は高校受験の真っ最中でした。
「子どもたちの環境を乱したくない」「母子家庭で寂しい思いをさせたくない」
そう自分に言い聞かせて、離婚を踏みとどまりました。
本当は、離婚が怖くて、離婚できない理由を探していたのかもしれません。
でも、心の中ではずっと葛藤していました。
借金が発覚するたびに、「もう離婚しよう」と思う。けれど同時に、
「もう、借金しない」という夫を信じてみたい…と思ったり、
「私の態度が冷たいから、夫は見返したくて投資に走ったのかもしれない」
「もっと優しくしてあげれば、夫も変わるのかもしれない」
…そんなふうに自分を責めてしまう自分もいました。
けれど、いつの間にか私は、
「また借金してるんじゃないか」と、夫を疑いながら毎日を過ごしていました。
疲れました。心がすり減っていきました。
気がついたときには、「信頼関係」という言葉が、私たち夫婦にはもう存在しないことが、どうしようもなく悲しく、そして苦しかったのです。
🌸 今日の気づきと、希望に変える小さな一歩

📝 今日の気づき
「私のせいかもしれない」と自分を責め続けながら、相手に変化を期待してきた。
でも、借金を繰り返す人は、結局、自分の意思でしか変われない。
自分は変えられる。でも、他人を変えることはできない。
もう、信じたいと願って疑い続ける日々に、心をすり減らすのはやめます。
私は、十分すぎるほど頑張ってきた。
これ以上、誰かのために自分を犠牲にする人生は送りたくない。
自分を信じて、前に進みます。
🚶🏻 小さな一歩
「私が幸せだと感じられる時間」を取り戻すための準備を始めたこと。
心の奥の声を聞いて、「もう限界だった」と認めたこと。
👉 自分の幸せを一番に考えるのは、わがままじゃない。
むしろ、そうしないと自分の人生のハンドルが握れなくなってしまう。
今日も、自分の人生のハンドルをちゃんと握って、自分の幸せに向かっていく一日にしたい。
💬 よかったら、あなたが「自分の幸せのためにしていること」「意識していること」、コメントで教えていただけたら嬉しいです。
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