📩 突然、夫からのLINE。「メールを送りました」の一言。
なんとなく嫌な予感がして、恐る恐るメールを開いた私は――
心臓がバクバクして、手の震えが止まりませんでした。これは、55歳の主婦である私が夫から離婚を切り出されたその日からのリアルな記録です。
同じように「まさか私が?」と感じている方へ、少しでも参考になればと願いを込めて綴ります。
◆ 離婚のきっかけは、ある朝届いた1通のメール

8月、夫からLINEで「メールを送りました」とだけメッセージが届きました。
「なんでわざわざメール?」と不思議に思いながらメールを開くと、最初の一文が目に飛び込んできました。
「私たちの婚姻関係を解消したいと思います。」
一瞬で、心臓がバクバク。
変な汗が流れ、手の震えが止まりませんでした。
貧血で倒れそうな感覚…こんな経験、人生で初めてでした。
数日前に夫と口喧嘩をしました。
でも、私にとってはいつもの喧嘩のひとつ。
まさか、そんなことが離婚を切り出される理由になるなんて、思ってもいませんでした。
◆ 私たち夫婦にあった「喧嘩のルール」
結婚してからの私たちは、喧嘩をしても、私のほうから歩み寄ってきました。
夫はいつも「自分が正しい」と思い込んでいて、たとえ自分が悪くても謝ることはありません。
私は、子どもを諭すように穏やかに話しかけ、怒りを鎮める役目を担ってきました。
でも今回、私は歩み寄りませんでした。
それが、夫にとって「いつもと違った」のかもしれません。
そもそも私は、夫の怒鳴り声が怖くて、自分の考えをはっきり伝えることができませんでした。
だから、怒らせないように気を使いながら、話をするしかなかったのです。
◆ 離婚したい理由に書かれていたこと

夫のメールには、こんな理由が書かれていました。
- 以前のような幸せを感じられず、将来に不安がある
- 子どもが巣立ったあとの夫婦二人の生活が想像できない
- 夫婦としてのつながりが薄れ、家族の形を続けるのがつらい
最後には「お金のことだけでなく、感情的な部分についても話し合いたい」と書かれていました。
……「感情的な部分って何???」
意味が分からず、さらに混乱しました。
◆ それでも、主婦業は止まらない
メールを読んだ私は、しばらく放心状態でした。
でも、主婦には立ち止まる暇なんてありません。
この日は、下宿していた子どもが帰省していて、私は平然を装って昼食を作りました。
心臓はバクバク、でも手は動かし続けなきゃいけない。
昼食後も片付け、放心、夕食づくり、片付け、お風呂洗い、洗濯…。
主婦業と放心状態を交互に繰り返す、不思議な1日でした。
ちなみに、夫は私が用意した食事を自分の部屋に持ち込み、一人で食べていました。
喧嘩してからは、話しかけても無視が続いています。
そんな父親の姿を見て、子どもたちはどこか冷めた目で見ていました。
「またいつもの夫婦喧嘩か……」
「いい加減に仲直りすればいいのに」
子どもたちは、そう思っていたかもしれません。
◆ 私の気持ちは、どこにあるの?
正直に言えば、私もこれまでに何度か「子どもが巣立ったら離婚したい」と思ったことがあります。
「定年を迎えたら離婚して、自分の人生をやり直したい」と考えた日もありました。
でも、いざ夫のほうから「離婚したい」と言われたとき、想像以上に動揺してしまいました。
喧嘩の捨て台詞で「もう離婚だ!」と言われたことは何度もあります。
でも今回は、きちんとメールで伝えられた。
本気なんだ、と感じました。
朝、メールを読んでから数時間――
どうしていいのか分からないまま時間だけが過ぎていきました。
離婚に応じるべきか、もう一度やり直したいのか。
自分がどうしたいのか、まったくわからなくなっていました。
🌸 今日の気づきと、希望に変える小さな一歩
「離婚したい」と思っていたのに、実際に言われると自分の気持ちがわからなくなる。
そんな自分に戸惑った1日でした。
とにかく、今日を無事に過ごした自分を褒めてあげたい。
それだけでも、じゅうぶん頑張ったと思えた夜でした。
💬 よかったら…あなたが今、自分の人生のためにチャレンジしていること、大切にしたいと思っていること、コメントで教えてくださいね。
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