お盆休み、一人暮らしをしている長女と長男が久しぶりに帰省し、家族が久々に顔をそろえました。
でも、家の空気は重たくて――
いつも以上に、息が詰まるような時間でした。というのも、夫の“無視攻撃”は今も続いていたからです。
「これ、夫婦喧嘩ってレベルじゃないよね…」

リビングに漂う緊張感を感じ取ってか、長男がぽつりとつぶやきました。
「これ、夫婦喧嘩ってレベルじゃないよね…」
せっかくの帰省なのに、子どもたちに気を遣わせてしまっている。
母として、申し訳なさと悔しさが入り混じった複雑な思いでした。
長男が語った「父への本音」
その日は末っ子がデートで外出。夫も駅まで送っていったため、家には私・長女・長男の3人だけ。
ふと訪れた静かな時間の中で、長男が口を開きました。
「この前、甲子園観てたらさ…
地元の高校を応援してたら、親父が『プロ野球チーム応援するオヤジかよ』って馬鹿にしてきたんだよ」
長男はただ、純粋に応援していただけなのに。
父親からの心ない一言に、深く傷ついていました。
「あの頃のこと、覚えてる?」

さらに、長男は中学時代の話をはじめました。
夫は、息子たちの野球に異常な熱を入れていた時期がありました。
活躍できなければ、人前でも怒鳴る。チームメイトの前でも容赦ない叱責。
ついには、学校の先生からも――
「お前のオヤジ、ちょっとヤバいな…」
と、言われていたそうです。(そんなことを言う先生にも驚きましたが…)
「実家にはもう帰ってこないと思う」
長男が最後に漏らしたひと言は、胸に深く突き刺さりました。
「じいちゃん、ばあちゃんが亡くなったら…
オレ、実家にはもう帰ってこないと思う。」
守れなかった母としての後悔
そんなにまで、長男が苦しんでいたこと。
気づけなかった自分が、情けなくてたまりませんでした。
「本当にごめんね。」
息子は、家庭の空気を壊さないよう気を遣って生きてきました。
夫の暴言に耐えながら、自分を押し殺して。
それを止めることもできなかった私は…
本当に、母親として失格だったと思います。
あの頃に戻れるなら
もしも時間を巻き戻せるなら。
長男が傷つけられる前に、離婚していたかもしれません。
離婚のチャンスは何度もあったのに、私はいつも決断できなかった。
夫のせいにしていたけれど、
結果的に子どもを守れなかったのは、私なんだと思います。
これからは「自分の幸せ」を生きたい

これまで子どもたちは、父親の顔色を伺って生きてきました。
私もまた、「家族のため」と自分の気持ちに蓋をしてきました。
でも、これからは違います。
子どもたちにも、自分の人生を堂々と歩んでほしい。
そして私も、自分の幸せを大切にして生きたい。
いつか子どもたちと一緒に言いたいのです。
「いま、すごく幸せだよ」って。
🌸 今日の気づきと、希望に変える小さな一歩
📝 今日の気づき…
子どもを守れなかったと自分を責めました。
でも、「これから守りたい」と思えた瞬間が、新しい人生の始まりになるのかもしれません。
🚶🏻 私の小さな一歩…
過去の後悔ではなく、これからの幸せに目を向けようと決めたこと。
💬 よかったら、あなたが「大切にしていること」、コメントで教えていただけたら嬉しいです。
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